「b-mobileX」のプランの多様性やコスパは格安SIM業界でまさに「最強」も… あとは通信品質の向上のみ

公開日: : MVNOサービス

MVNOの格安SIMの代表格の企業と言えば、日本通信でしょう。
まだまだMVNOという単語がほとんど知られていなかった頃に、b-mobileとしてtalkingSIMの販売や、イオンSIMの販売で有名となった格安SIMの先駆け的存在です。
現在も登場時の勢いそのままに魅力的かつ多くのプランを展開しており、業界では未だトップの座に君臨している企業かと思われます。

ですが、そんな日本通信もここ最近は、それほど強い影響力を見せていません。というのも、日本通信後にMVNO事業に参加し出した企業が、その存在感を増しているからです。
特にIIJやOCNといった日本通信の後にMVNO事業に参加した企業が、最近ではMVNO全体の話題を引っ張って行く感があり、日本通信の影が薄くなってきています。

こうした中で、日本通信はIIJとOCN、さらには同じく勢いを増してきたBIGLOBEの対抗プランを3つ新たに発表しています。今回はこの3つのプランとそれに対応したb-mobile Xについて紹介してみたいとおもいます。

 

各社に対抗した3つのプランから選択できる。

日本通信がプレスリリース上で自ら「最強」と称した「b-mobile X」は1枚のSIMで3つのプランを自由に選ぶことができる、他社にはないとても魅力的なプランになっています。3つのプラン間の変更には、契約変更手数料などのセコイ手数料は一切かからず、自分にあったプランへ簡単に変更することが可能になっています。
用意されているプランは「I」「N」「B」というプランです。これらは対抗MVNO事業者の企業名の頭文字からとっています。「I」がIIJ。「N」がNTT(OCN)。「B」がBIGLOBEに対抗した日本通信のプランであることを示しています。
それぞれのプランはこれらの事業者が提供する条件よりも、より好条件で提供している形になっています。

 

プランI

  • 980円
  • 毎月600MBまで高速通信が可能

プランIはIIJのプランに対抗した内容になっています。
IIJでは現在、毎月980円で500MBまでの通信量が高速通信に対応しているプランを出しています。
日本通信のプランIでは、これを980円という料金は変えずに、高速通信可能容量を600MBまでに増やして、IIJmioの料金プランへの対抗策として設定しています。

 

プランN

  • 980円
  • 毎日40MBまでの高速通信が可能

こちらのはNTT関連会社OCNが展開しているOCNモバイルOneの人気プランへの対抗という位置づけになります。
OCNモバイルOneでは5つのプランを選択肢として用意していますが、そのうちの1つに格安SIMでは珍しい、日毎に高速通信可能な通信量が割り当てられるプランというものがあります。30MB/日というプランで、980円からになります。
日本通信ではこのOCNモバイルOneのプランへの対抗として、40MB/日というプランNを用意しています。月額料金も980円からになっていて、10MB分、30日間でおよそ300MBの高速通信可能な通信量をOCNよりも多くもらえます。

 

プランB

  • 1505円
  • 毎月2.2GBまでの高速通信が可能

もう一つがこちらのプランB。もともとb-mobile XのプランにはNとIしか用意されていなかったのですが、BIGLOBEがここ最近急成長を見せているため、それに対抗したプランとしてこのプランBが出てきました。
プランBはこれまでのプランよりもちょっと高いです。その理由はBIGLOBEの1500円台で2GB/月という高容量かつ格安なプランが出てきたからでしょう。日本通信ではこれに対向するため、価格を同じ1505円にし、LTEの高速通信が可能な容量を2.2GBとしました。これにより多少の余裕が生まれたことは確かでしょう。
BIGLOBEの2GBが月1500円で使えるプランもそのコストパフォーマンスが賞賛されましたが、日本通信のb-mobile Xはそれを更に上回るコストパフォーマンスを見せてきました。

 

プランは最強。あとは通信品質を

今回新設されたプランは、日本通信がプレスリリースで自ら最強と謳うように、他社以上の魅力的なプランを出している時点で確かに最強ではあります。
ですが、こうした魅力的なプランを出している日本通信がなぜ影の薄くなってしまっているのでしょうか。プランだけをみれば、他のMVNO事業者よりも圧倒的に利用者も集まり、評判も高くなりそうなものです。

なぜ日本通信がそれほど評判が上がらないのか。それは過去の通信品質の問題と、画像の圧縮などの高い通信規制が関係しています。
日本通信は最近でこそ安定してきましたが、1、2年前の事業者が少なかった頃は、多くのMVNO利用希望者が日本通信へ殺到し、日本通信のキャパシティでは対処できないほどの契約者数となりました。
そのため、日本通信側がdocomoから借りていた帯域では契約者全員の通信を賄うことができず、通信速度の規制や、画像のダウンロードに規制をかけて圧縮した画質の荒い画像に変換するなどを行って対処していました。

現在では速度規制はゆるくなりましたが、画像の劣化などの規制は残ったままで、通信品質への不満点はまだまだ残っている状態です。この辺りまだまだ利用者が少ないIIJやOCNだと通信品質が圧迫されないのですが、日本通信ほどの規模になるとなかなかMVNOとしては利用者の捌き方が難しくなるようです。

日本通信は業界最大手ということで、こうした通信品質面で圧迫されてしまう場面が出てきます。日本通信が見せる各社対抗プランはとても魅力的ですが、今後契約しようと考えている方は、こうした部分に納得や覚悟をした上で契約したほうがいいでしょう。
料金プランだけならば最強であることは間違いないため、品質を維持する能力さえ身につけば、その他の事業者を抜いて真っ先に選ぶべきMVNOの格安SIMになるかとおもいます。

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