BIGLOBEの「Wi-Fiほぼスマホ」は本当に安くてお得なのかを考えてみた

公開日: : 最終更新日:2014/03/19 MVNOサービス, オススメ白ロム, 白ロム知識

BIGLOBEがMVNOサービスの新たな展開として、自社側でMVNOの格安SIMとスマートフォン端末をセットで販売する「Wi-Fi ほぼスマホ AQUOS PHONE for BIGLOBE」を開始するようです。「ほぼスマホ」に採用するのは、シャープ製のAQUOSPHONEシリーズです。そこにBIGLOBEの格安SIMカードをセットした2年間契約が必要な契約商品になります。
今回の「ほぼスマホ」は取り組みとして非常に面白いものになるでしょう。本来はスマートフォンの白ロムと格安SIMの契約をそれぞれ別々に行う必要がありましたが、このセットの契約ならばスマートフォンと格安SIMを同時に手に入れることができ、面倒な手間が若干減ることになります。
スマートフォンを一緒に契約出来るため、これから格安SIMを契約しようという方はとても魅力的に映る内容かもしれませんが、実際に他の持ち方や契約と比較してみた時に、本当にこのセットがお得なのかどうかを今回は検証してみたいとおもいます。他の選択肢と比較した時に、この「ほぼスマホ」にメリットがあるのかどうか気になる方もいるとおもいますので、その辺りを解説してみます。

 

スマートフォンはSH-06Eベース

今回BIGLOBEの「ほぼスマホ」に採用しているスマートフォンは、シャープ製のスマートフォンでdocomoから発売されたAQUOS PHONE SH-06Eというモデルがベースになっています。
スペックはCPUにS600と呼ばれる高性能なCPUを採用し、多数のアプリを展開していても重くなりにくいRAMが2GBになっています。Androidバージョンは4.2スタートで、今後アップデート予定があるようです。
S600は現在最新スマホで主流になっているS800の一世代前のCPUです。S800ほどのサクサク感は流石にないですが、iPhoneにAndroidが並んだと呼ばれるようになったのは、このS600搭載スマートフォンが出てきてからなので、動作に問題は起こりません。
はっきり言って性能自体は2年間十分使い倒せるものを使用しています。流石に2年後の最新ゲームを動かすにはきっとスペック不足になっているでしょうが、ゲームをやらない方ならば全く問題がないレベルの快適さで利用出来るはずです。

AQUOS PHONE for BIGLOBE

 

2年間の契約縛りあり、解約金も4万7000円から

このほぼスマホ、スマートフォンの性能自体には何も文句の言いようがありません。ですが、問題となるのはその料金プランです。
このほぼスマホ契約は、2年間の縛り契約となります。普通のBIGLOBEやその他事業者の格安SIMは基本的に縛り契約はありません。ですので、本来的な格安SIMの使い方としてはイレギュラー的な扱いになります。
この2年間の縛りは、実質的にスマートフォンの分割料金の縛りとなります。このほぼスマホにセットでついてくるプランは980円のBIGLOBEのプランです。それがほぼスマホになると2980円ということで、毎月2000円分がスマートフォンの本体代の分割料金となるようです。
そして2年縛りもスマートフォンの残りの分割代金を支払うという形で発生しています。1ヶ月目で解約した時は、分割代金をほとんど支払っていない状態なので、多額のスマートフォンの残金が解約金として発生します。その額最大47275円です。
逆に支払いがほぼ終わりかけている23ヶ月目での解約金は1970円となります。
このように契約期間によって解約金が変わり、2年間継続契約しても途中でやめても、BIGLOBE側に支払う額はどのタイミングでも同じという状況になります。

この辺り、ほかのスマートフォンやほかの格安SIMに目移りしてしまう方は本当によく考えて契約しないと後悔してしまう可能性がありますのでご注意ください。

 

SH09Bは49275円、SH-06Eの白ロムは26000円

さて、このほぼスマホのスマートフォン端末であるSH09B、本体価格は出ていませんが、解約金から計算すると49275円ということになります。これがスマートフォンの本体代金になります。
これは正直言って高すぎるといえましょう。
S600搭載スマートフォンは高性能ではありますが、今この値段で売られているような性能ではありません。およそ5万円あればS800搭載のもっと新しいスマートフォンの白ロムが購入できてしまいます。
現に、SH09BがベースとしているSH-06Eは、白ロム価格で2万6000円ほどです。

これは比較するまでもなく、白ロムでSH-06Eを買って格安SIMとしてBIGLOBE 3G・LTEを契約した方がいいです。およそ白ロム価格の2倍の値段で、2年間の縛りが発生してしまうほぼスマホのパッケージは高いと言わざるを得ません。
今回のポイントはこの価格差です。「ほぼスマホ」のセットはスマートフォンと格安SIMが同時に手に入り簡単に使えることができますが、同じ性能のスマートフォンであるSH06Eと格安SIMを別々に購入することで、その費用は半額近くまで落とせます。さらにほぼスマホは2年縛りですが、白ロムと格安SIMのセットならば、1年後に新しいスマートフォンを購入しても、残金を支払ったり解約金が発生するということはありません。
またBIGLOBEのサービスに不満があった場合も、すぐに他社の格安SIMに乗り換えることができます。

 

簡単ではあるがお得さはない

このように、費用のお得さや自由に格安SIM事業者を乗り換えることができるという点において、ほぼスマホの優位点は無いと言っていいでしょう。このセットを購入するならば、SH06Eの白ロムと格安SIMを別々に用意した方がいいです。
ほぼスマホの利点としては、スマートフォンと格安SIM間の設定が簡単である程度のサポートが受けられるというところにあるでしょう。白ロムの場合は修理にドコモショップまで持っていく必要があり、購入から1年以内の端末にはメーカー保証が効きにくくなってしまいます。

 

今では格安SIM関連の設定方法の疑問もネット上で解決できますし、ある程度機械の取り扱いに慣れている方は、ほぼスマホのセットよりも白ロムと格安SIMの別々購入をオススメします。一方で格安SIMに興味を持ったものの、詳しい知識を持たず特に機械ものには不慣れだという方はこちらのほぼスマホも良いサービスかとおもいます。

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